satoru yoshioka


なぜ、われわれは存在するのか?

会場: gallery ARTE

住所: 丸亀市本島町笠島地区/ 2会場真木(まき)

開催日時: 2011年7月2日 - 8月28日
Why do we exist?

Venue : allery ARTE

July 2 -August 28, 2011

「なぜ、われわれは存在するのか?」吉岡さとる展

期間 2011年7月2日(土)-8月28日(日) 

場所 丸亀市本島町笠島 ギャラリーアルテ および 古民家2棟

本島は、自然が豊かな場所である。人工的に整備された都市ではない場所、いいかえると
あふれる自然と伝統的な歴史の空間が残された場所である。

その場所は、素粒子物理の世界へ思いを馳せる場所として最適なところになりはしまいか?

わたしたちは、どこからきたのか。

なぜ存在するのか・・と。

写真家吉岡さとるは、2005年からカリフォルニアにあるスタンフォード線形加速器センター(現在SLAC国立加速器研究所)を訪れ始め、2007年より本格的に高エネルギー物理学の世界を視覚的研究として撮影を続けている。
江戸から昭和初期の伝統的な建造物群保存地区である笠島の古民家を展覧会場として

先端科学施設の写真を映像として編集したインスタレーションを計画している。

本島で録音された波の音に包まれながら、この宇宙になぜ我々が存在するかを考えてみる。会場では、只今の時間が、過去と未来を結ぶ架け橋として感じられるように、ナビゲーションしたい。
本展によって、町並みの保存活用なみならず、鑑賞者とともに、より根源的なテーマである、『歴史や伝統の意味と、次の時代へ伝える意義』を問う場所としたい。

作家コメント

*なぜ、われわれは存在するのか?

時に、人は研究所の高いフェンスの内側に想像を膨らませる。
そこで、どの様な実験がされているのだろうかと思いを巡らせる。

私は世界を旅しながら研究所の内側を、昼間の太陽光と夜の人光で 切り取ってきた。
そこには日常的な作業域、通りなど一般的な風景や建物が写されている。
そこには最新の実験装置、運命を終えた実験装置なども写されている。

研究施設は日夜変化し続ける。そして、今日訪れた研究施設は一見あまり 変化がなくても、昨日とはまったく違う場所になっている。スタンフォード線形加速器センターは1962年に設立された、40年以上にわたり、世界の高エネルギー物理学を牽引してきた研究施設だ。

なぜ、われわれは存在するのか?
なぜ、宇宙は、反物質ではなく物質で作られたのか?

この研究所での加速器実験により、これらの質問に答えが出されてきた。そんな特別な場所、スタンフォード線形加速器センターの最後の姿を見てほしい。

2008年から、この場所はスラック国立加速器研究所と名前が変更され、高エネルギー物理学研究の歴史的役割から光子科学、粒子と粒子天体物理学、そしてX線自由電子レーザー(LCLS)利用研究など多目的研究施設として生まれ変わった。